2011年5月4日水曜日

Yuuki's challenge - Sat 28 May - 18:00  結城チャレンジ 5月28日(土)18時より



Carte blanche to Chef Yuuki for a menu for the following wines:
- Meursault "Les Narvaux" 2007 by Antoine Petitprez
- Auxey Duresses 1er cru "Les Écusseaux" 2007 by Antoine Petitprez
- Gevrey Chambertin "Combe de Lavaux" 2004 by Pierre Naigeon.

Chef Yuuki said he could do it! I believe so.

I expect tremendous food and daring combinations with wines. We exchanged ideas with Yuuki. It came out that elegant tannins of Auxey could suit perfectly red tuna fish, that his blue cheese cakes could be a good match (starter?) with Meursault Narvaux... Gevrey might well be fine with beef but we want a summer dish... All is not fixed yet and Yuuki will get the best ingredients on the day.

That should be an interesting eating experience.



今日は次回のワイン会の打ち合わせのために「フレンチ屋結き亭」を訪問。仕込みの最中の結城シェフにお話を伺いました。

結城シェフは博多の名店「博多わだ門」で長く仕事をし、裏打ちされた確かな技術があります。博多と東京のわだ門でお仕事されていた頃、フレンチ料理はボキューズやトロワグロ、ミッシェル・ゲラルドなどのヌーヴェル・キュイジーヌへと潮流が変わってきたのにあわせるように、日本のフレンチ料理も洗練された盛り付けに主流が移ってきたのです。が、結城シェフ曰く、見せかけばかりで中身の味が伴わないものが現在の日本のフレンチ料理の姿になっていると苦言を呈します。その頃は革命的手法だった真空調理法も、今や手抜きの手段でしかないと。

故郷北九州に戻り、本物のフレンチ料理を追及しながら各地で研鑽を積み、やはり自分が納得する料理を出すには自分の店しかない、と満を持してはじめられたのが「フレンチ屋結き亭」です。

結城シェフのこだわりは食材を厳選するところにもあります。野菜はすぐお隣の若松の農家の方から季節のものを直接分けてもらい、肉や魚も長年培った交友関係からよいものを良い時期に入手します。そして仕込みは全て自分でゼロからやりますから、毎日膨大な時間を仕込みに費やしています。

その確かな腕には遠方からも引く手数多で、現在も奥湯布院高原リゾートの料理監修として、時々足を運んでいます。

そもそも結城シェフと私たちの出会いは、アントワン・プティプレ(ウリーズ)のワインからです。結城シェフと奥様がアントワンのワインを大変気に入ってくださり、それから交流が始まりました。思えばアントワンのワインは、結城シェフのお料理に通じるところがあります。アントワンはまず畑を選びます。そしてコンサルタントとしてぶどう作りにも携わりながらビオディナミを実現し、伝統を守りながら素晴らしいテロワールワインを作り上げるのです。時には例えば彼のムルソーのように典型的なムルソーとは異なることもありますが、アントワンのほうが正直美味しい!けれどそれは奇をてらって作ったわけではなく、厳密にテロワールワインであることが大前提なのです。

今回のワイン会では、アントワンのワインのファンである結城シェフに、今回アントワンの醍醐味、白のムルソーと赤のオーセ・デュレス プルミエ・クリュ、そして私たちのもう一人の大好きな生産者ピエール・ネジョンのジュヴレ・シャンベルタン コンブ・ド・ラヴォーの3本を提案しました。自称「悩むのが趣味」の結城シェフは、日夜頭を悩ませながらメニューを考えてくださっています。シェフのこだわりで、メニューは当日手に入る最高の食材で組み立てたいということで、当日のサプライズです。これには私たちも大賛成!ベテラン結城シェフにカルタ・ブランシュ(全権委任状)を授けることに異議なしです。そこで題して「結城チャレンジ」で決まりです!結城シェフにフレンチワインと料理の独創的なマリアージュに果敢にチャレンジしていただきましょう。

とは言いながらも、どうしてもメニューの一部でも知りたい、と思うのは私だけではないはず。無理にアイデアの一部を聞き出しました。まず、前回結き亭でごちそうになったゴルゴンゾーラ・チーズのガトー(ケーキ)がどうにもまた味わいたいという私たちのリクエストに、これを白ワインのムルソーで組み合わせて前菜で味わおうというアイデアに仰天です。チーズは普通赤ワインでメインディッシュの後に楽しむ方が多いかと思いますが、実は白ワインもとてもよくあうのです。そしてこれにまた塩加減抜群の自家製の生ハムを添えて・・・と、シェフのアイデアはとどまるところを知りません。
そしてもう一品が、赤のオーセ・デュレス プルミエ・クリュにトロもしくは赤マグロの組み合わせにもびっくり。魚には白の常識を覆すこのアイデアに、膝を打ちました。私たちのオーセ・デュレスはタンニンのしっかりした素晴らしいワインです。このタンニンは魚の赤身の鉄分にきっと寄り添うでしょう。生のマグロを厚く切って、「お刺身」ではなくて、フレンチで味わう結城シェフの技量に期待大です。そしてメインは、乞うご期待。最後は小さなデザートで締めくくってくださるそうです。



ヴァンサンと楽しむフランスワインと料理の夕べ
~結城チャレンジ~

日時: 2011年5月28日(土) 18時より
場所: フレンチ屋結き亭
 Tel.:093-692-7715
(北九州市八幡西区浅川1丁目26-1アミューズライフビル1) 地図  JR折尾駅より市営バスが便利です。
参加費: 8,000円

お問い合わせ、お申し込み:
フレンチ屋結き亭、または ヴァンファン本浜(Tel.:093-618-8330, Mob:090-5285-8330)

フレンチ屋結き亭のご紹介(過去のブログ)>
http://motohama.blogspot.com/2011/04/lunch-at-yuukitei.html

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