2014年5月23日金曜日

"Ne m'appelez plus jamais nature..." 「ボクをもう自然派と呼ばないでくれ」


Vignes en terrasse - Brémèze - photo Domaine des Lombards
傾斜地のブドウ畑 写真:ドメーヌ・デ・ロンバール(ローヌのブレゼム)


J'aime lire ce blog écrit par un vigneron visiblement plein de bon sens (Julien Montagnon du Domaine des Lombards - Brézème)  Ne m'appelez plus jamais nature...

L'histoire: Mr Montagnon ne souhaite plus que ces vins soient qualifiés de "nature" depuis qu'il a gouté les vins autoproclamés "nature" d'autres vignerons! Il nous explique pourquoi... À lire en particulier sa tirade sur les macérations carboniques à tout va.

見るからにユーモアに富んだこのワイン生産者(ドメーヌ・デ・ロンバール(ローヌのブレゼム)のジュリアン・モンタニヨン)の書いたブログ「ボクをもう自然派と呼ばないでくれ」を楽しく読みました。

内容をかいつまむとこうです。モンタニヨン氏は、自然派を公言しているある生産者のワインを試飲して、自分のワインを自然派のワインと同類にしないでほしいというのです! 彼はここで何故かを説明しています。特に、

~抜粋訳~
「自然派」が酢酸アミルの味わいの代名詞のように用いられ、北も南も、カベルネ・フランもグルナッシュも全て同じ味わいで、結局添加酵母を用いることとなんら変わりがなくなっている。カルボニック・マセレーションは我々のワイン作りの理念とは間逆を行っている。(醸造の)不介入主義が、ワインを単一化し、テロワールと生産者の役割を否定している。我々もできるだけ手を加えないようにはするが、「何もしない」は既に何かをしているわけで、それは選択であって、何かの教義や規則ではない。

ボクは、有機農法で、手摘みで、SO2totalは40ml/Lで、他の添加物は何も使わず、・・・・・
だから、ボクを自然派とはもう呼ばないで。
~~~

可笑しいエピソードと的確な指摘が痛快です。文章全体を読むことを是非お勧めします。(和訳をご希望の方はお声おかけください。)

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