2017年8月2日水曜日

超初心者入門、ワインの酸化について

大切なお客様でもある、とある友人から質問を受けたので、ワインの酸化について簡単に説明してみようと思います。

ブルゴーニュの上級白ワインについてお話しします。この種のワインにとっては、酸化は取り返しのつかない(修正できない)失敗です。 プレモックス ウィキのサイトには、ドメーヌごとの酸化例が報告されているように、少なくともアメリカで飲まれるものには残念ながら大変頻繁に起こっています。(・・・日本では全く無いのでしょうか???)

どうなるの?
ワインは酸素の作用によって何年かかけて変化します。酸化の程度と酸化するワイン中の成分によって、琥珀色から場合によっては濃い茶色へと、典型的な色みを段々帯びていきます。以下、私から見て完全に酸化してしまっているワインの写真を並べます。










酸化したワインはどれも同じアロマで支配的に覆われています。最初はハチミツ香、その後ワックス香、場合によってはマデイラ香も加わります。ワインが「煮詰まっている」とも言います。これらのアロマは、テロワールとは全く関係の無いもので、生産者は絶対に追い求めないものです。

どれが酸化に敏感なワインか?
残念なことに、酸化したワインの例は、手軽なワインだけでなく、白ワインのグランヴァンにも及びます。バタール、シュヴァリエ、その他のモンラッシェの多くが熟成する前に酸化してしまっています!大変悩ましいです。プレモックス=ウィキのリストを見てください。

原因は?
大まかに言えば、本質的に醸造が原因です! この質問に対する回答はかなり技術的な内容になります。もし興味あれば、(ヴァンファン本浜のような)有能なプロに質問するか、プロ対象の醸造学の講義を受講するとよいでしょう。敢えて皆さんのために一般的な原則をお教えするなら、要するに生産者は、長く熟成させるグランヴァンを作るか、それとも果実味のある若いうちに楽しめるワインを作るか、を選択しているのです。

原文(Francais)> Le vin oxydé -- pour les nuls

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